埼玉県、岩槻の木目込み雛人形なら『工房ゆうき

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工房ゆうき:工房紹介

雛の里「岩槻(いわつき)」より心を込めて

○ お雛様は「一生の宝もの」
赤ちゃんがこの世に生まれて、すくすくと成長し大人になる中で、災いから身代わりとなって守り続けてくれる、そんなお守りの役割を果たしてくれるのがお節句人形です。
お子様の一生の宝もの」であるお人形だからこそ、私どもは一つ一つ手作りにこだわり、お子様の無事な成長と健康を願い丹精を込めてお作りしています。 また岩槻は、雛人形の生産高で日本一を誇っています。 ゆうきの作るお雛様は、そんな雛人形作りの地元、岩槻で作られているお雛様という思いを込めて、ハワイ語で地元という意味の「ロコ」とお雛様の「ひな」をとり、「ひなろこ」シリーズという可愛らしいネーミングで統一いたしました。 大切なお子様の「一生の宝もの」を心を込めて雛の里「いわつき」からお届けします。
※セットの作札は、全て「ひなろこ」シリーズで統一いたします。

江戸木目込人形とは

○ 江戸木目込人形って何?
江戸木目込人形とは、今より遡ること300年前の江戸時代に京都より江戸に伝わった日本の人形の代表的な種類の1つです。 木彫り、または桐塑(とうそ)などで作った胴体部分に、裂地(きれじ)を貼り付けて、衣裳を着ているように見せる人形です。 胴体に彫った溝に、裂地の端を埋め込んで胴体と裂地を密着させ、頭(かしら)・手は別に作り、後から差し込みます。 溝に裂地を埋め込むことを「木目込む(きめこむ)」というところから、木目込人形(きめこみにんぎょう)という名で呼ばれ親しまれています。
○ 土台の原料である桐塑(とうそ)とは?
工房ゆうきの人形は全て、伝統的な技法を守ったこの「桐塑」で作られています。では、そもそもこの「桐塑」とはなんでしょうか。「桐塑」とは桐の粉に正麩糊(しょうふのり)という糊を混ぜて作った粘土で、固まると木のように硬くなり、仕上がりは非常になめらかで温もり豊かな土台となります。 江戸時代に岩槻の隣にある春日部市が、桐の産地で、桐ダンス作りが盛んであったため、その屑を再利用し、岩槻で「桐塑」を使うようになったのが起源だと言われています。

木目込み人形ができるまで

1
○ 原型作り
粘土で作った人形を木枠の中に入れ、硫黄などを流し込み型をとります。
この型を「かま」と言います。
2
○ かま詰め
桐の粉に糊を混ぜたものを、かまに詰めてボディを作ります。
乾燥後かまから取り出し、ボディは補正し滑らかに整えます。
3
○ 胡粉塗り
胡粉(貝殻を焼いて作った白色の顔料)や下地剤をボディに塗ります。
4
○ 筋彫り
下塗りが乾いたら布を木目込んでいくための溝作り(筋彫り)をします。
5
○ 木目込み
溝に糊を入れ、型紙に合わせて切った布地を目打ちや木目込みべらを使って、しっかりと木目込みます。
6
○ お顔作り
人形のお顔は、その人形の良し悪しを決める大事なパーツの一つです。
現在、工房ゆうきでは書き目(筆を幾重にも重ねて描かれたお顔)と
入れ目(ガラスの目を嵌め込んだお顔)の2種類をご用意しております。
7
○ 仕上げ
ボディに頭や手を付け、髪の毛をブラシで整えて仕上げます。